はい、おはようございます。
先日、首都テーベにおいて、
朕の大演説会が、行われた。
観衆皆涙し、歓喜した。
その内容をここに記す。

「・・・それでは煩悩陛下の参上でございます。」

颯爽と朕、風のごとく入場。

「苦しゅうないぞ、よきにはからえ。
今日は皆に悲しい知らせがある。
実はな、狂牛病がな、我が帝国にも、
脅威をふるっていることが判明した。」

一同沈黙。

「事前にふせげた病じゃ。
角膜の検査を怠った故に、
末期の発見となった。
欧州にて病の知らせを受け、
肉骨粉の利用をなぜ法的規制にかけなかったのか。
官僚の怠慢も甚だしい。
責任は誰に有るのか。
農水省大臣にあるのである。」

大衆怒り、憤りの表情。
ざわめきやまず。

「朕はこの事態を重く見ておる。
これは、自由への攻撃である。
国民へ向けた攻撃である。
朕はこれを武力にて応戦する。
近衛兵を臨戦態勢に配置した。
一切交渉はない。
いざ聖戦を。」

大衆、大歓声。
煩悩コール、方々に。

「頭に黒いヘルメットを被り、
国会前に終結せよ。我が権利のために。
ここに開戦を宣言する。
繰り返す。
開戦を宣言する。」

黒ヘルメットにゲバ棒装備の民、
若き血潮、鍛えし腕。
燃えあがりては天を突き、
久遠の覇者を誓う。

以上、感動のうちに、
大演説会は閉幕した。


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